人間関係に疲れた。一人になりたい。殻に閉じこもりたい。そんなことを思ったことがある人もいるのではないでしょうか。しかし、人は一人だけでは生きてはいけません。金八先生が言っていたように、人という漢字は人と人が支え合って一人の人として成り立っているのです。（本当の人の漢字の由来は違います）

人類が誕生してからずっと集団行動をしてきました。その結果、言語が生まれ、火を扱えることとなり、やがて村や国が誕生して文明が発展したのです。そして、人類は食物連鎖の頂点に君臨しているのです。人は生活するうえであらゆる組織に属します。家族や親戚、学校や会社など。必ず組織に属さなければいけません。その組織の中では、必ず他人と接する必要があります。なので、人間は生きていくうえで、人間関係が生じることは必然なのです。

人間は生きていくうえで、人間関係が必然的に生じます。しかし、その人間関係に悩む人も多いかと思います。
他人に興味がない。合わない。趣味が異なる。話題がない。そんなネガティブな要素が生じてくる可能性があるのです。組織に属する各々がそんなことを思っていたら、その組織はうまく機能しないでしょう。組織をうまく機能させる為に、学校の先生や会社の上司がうまくコントロールさせるのです。
しかし、細かなところまではコントロールできません。なので、不登校やハラスメントといった社会問題が生じてくるのです。そして、基本他人はコントロールできないというのが地球のルールなのです。では、どうしたら人間関係を改善できるのでしょうか？

母のお腹に宿った小さな命。10ヶ月もの時を経て元気に外の世界に飛び出します。最初は話せませんし歩けません。それどころか眠ることも上手にできません。そんな我が子を手塩にかけて愛情をもって育てていきます。そして、大きくなると自我が生まれます。そして反抗期へと突入するのです。

人生の中で反抗期は一般的に2回あります。2歳頃のいやいや期と中学生頃の反抗期です。
反抗期は人間が成長するうえで必要な過程です。そこを理解するかしないかで、その対応は大きく変わります。反抗期を経て人は立派な大人へと成長するのです。
しかしその反抗期をむやみやたらに抑えてしまっても、過保護になり過ぎても、大人になってから苦労します。親子関係に悩んだら、赤ちゃんの頃や妊娠したときのことを思い出して、その子の将来について考えてください。

そして、時には叱ることもあると思います。しかし、叱る時には決して性格について叱ってはいけません。「何にもできない子ね」「言うことを全然聞かない悪い子ね」。こんな風に性格について叱っては、それはただの人格否定です。ではなく、行動を叱ってください。そして、その行動を犯したらすぐ（できれば30秒以内）に叱ってください。褒めることも同様です。

親子関係は、その後の学校や大人の付き合いにも多大な影響を与えます。幸せで笑顔溢れるご家族でいてもらいたいからこそ、親子関係は難しくもあり、非常に重要なのです。
また、親世代と子ども世代の価値観や考え方は異なります。その先もきっと変わってくるでしょう。決してご自身の価値観を強要せず、子どもの考えや価値観を尊重してください。子供たちは大人の私たちよりも新しいソフトを持って生まれてきています。大人が子供たちから学ぼうという姿勢に変わったとき奇跡が起こります。関係が大変になった時こそ見直すチャンスです❣、一人で悩まず、まずはご相談してください。

職場では年齢や性別様々な人々が集まる場所です。男性と女性では脳のつくりも違います。お互いに理解しあえないことも多いかもしれません。しかし大事なのは、相手の話をよく聞いて共感を示すことです。
自分以外の考えやあり方があることを学ぶチャンスとして心を開き多様性を学ぶことです。
これからは多様性の時代。違いを認め合いながら共にさかえていく共存共栄の時代へと入っていきます。

職場での付き合い方も是非ご相談ください。